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11.42017
稽古レポート “段取り”を大切にしよう! ~相手とつながる『呼吸動作』~
何事にも『段取り』や『根回し』は大切です。
大勢の前で何かを発表するとき、
クライアントにプレゼンをするとき、
自分の思いを相手に伝えたいとき。
思いばかりが先走って結論だけをぶつけても、
相手には伝わりづらいことが多いと思います。
そういったインパクト重視の手法もありますが
不足なく、簡潔に、順序良く、
ベストな状況やタイミングで伝えることは
やはり情報共有やコミュニケーションにおける
王道だと思います。
今回は湘南藤沢道場から、
静座した状態で相手を倒す『呼吸動作』です。
簡単に言えば座って行う『倒しっこ』ですね。
向かい合って静座をしたら、
相手が手首を持って押してきます。
その相手をコローンと倒す、というものです。
ガシッとしっかり持たれるので
強引に倒そうとしても、よほど力や体格で
勝っていないと倒せるものではありません。
例えば写真のようにペン2本を使って、
偉大なるマスターヨ〇ダ(フィギュア)を押すとしましょう。
支点を外さないようにうまく方向を調節しないと、
ペンがずれてしまってマスターヨー〇は動きません。
ですから腕で言えば手首・肘・肩といった
関節、つまり支点にあたる箇所で
力が逸れてしまわないように
うまく方向を捉えていく必要があります。
そしてもう一つ、
ここからが大切なのですが
倒そうとする前に腕の“ゆるみ”を取るため、
相手の腕を少~しだけ伸ばしてやります。
向かう前に一旦、受け入れるのです。
それも漠然とではなく、手首→肘→肩と
具体的に丁寧に“段取り”を踏むように、
手前から順番に一ヶ所ずつ、
ほんの少しずつ引っ張って伸ばしてあげるのです。
何事も順番は大切です。
外堀から埋めていくように丁寧に進めましょう。
あとは前述のとおり方向さえ気を使ってあげれば
あら不思議、自分より大きな相手を転がすことができます。
嘘みたいかも知れませんがこの写真、
お互いムキになってちゃんと抑えてます。
( ちょっと大人げないですが(汗) )
ちなみに最後の写真、モザイクでわかりませんが
子供はカメラ目線で大層なドヤ顔をしております(笑)。
小さな子供が大人をひっくり返すのは大変なことです。
ですが、そんな「ここぞ」という時こそ
むやみに力むのではなく、一つ一つ丁寧に
段取りを踏んで進める必要がある事は
皆さんもご存じですよね。
日常生活でも、
ビジネスでも、
恋愛でも。
→to be continued…
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