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稽古レポート~ 理想だけでも! 現実だけでも! ~

今回は相手がナイフ等で、
斜めに斬りかかってきたケースを
想定した技です。
短刀や木刀を使って稽古をすることも
あるのですが、この日は素手
(横面打ちと言います)で行いました。

技の名称は『横面打ち呼吸投げ』。

まずは相手の横面打ちを、手刀で
内側から外側へと払いよけます。
(写真①、左側の組)

そのあと腕をとって回り込み、
腕を降ろして相手のバランスを奪います。
(写真①、右の組)

この相手のバランスの崩し方(写真②③)は
5月28日の稽古レポート
(↓ご覧ください)で学びました。
http://darenimokanshawo.jp/archives/146

 

改めてやってみても
写真のように相手を崩すのはなかなか難しい!
そして、例え出来たとしても
素早い動きの中に組み込まなければ
写真④のような、相手を投げる
「技」としては成立しません。

合気道には「氣」や「呼吸」といった
一見、不思議と思われるような技法があり
実はこの動作にも含まれています。
(稽古している皆さんは無自覚でやっていますが(笑))
しかし、「氣」や「呼吸」の力は
「力学や物理法則という『現実』を無視していない」
からこそ、実行可能なものなのです。

夢や理想、慈善事業やボランティア活動でも
「物資」「人」「環境」「資金」といった
現実的な問題をクリアしなければ
実現できませんよね。

無限の可能性を感じさせる
「氣」や「呼吸」という力も
相手の重心や腕の角度など、数多くの
細かい『現実』をクリアしているからこそ、
その力を表せるのです。

そしてまた「氣」や「呼吸」という
『理想』があるからこそ、
実現するためのベースとして
整えるべき『現実』が
見えてくるのだと思うのです。

なんだかいつも以上に説教臭くて恐縮ですが、
合気道の技や理念には、
実生活をイメージさせられる事が非常に多くあります。
というか、そんなことばっかりです。
でも、それが正に合気道の魅力!なのだと思います。

説教臭いことが好きな方に、
オススメです!!

→to be continued…

実心館合氣道 横浜馬車道道場
●神奈川県横浜市中区南仲通4-55国際馬車道ビル B1F b+studio内
(各線「関内駅」7分、みなとみらい線「馬車道駅」1分)
●毎週日曜10:45~12:15(受付/10:30~)※第5週目は除く
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