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稽古レポート~『優先順位』と『がんばりどころ~

いわゆる“からまれた”ことってありますか?
襟元を掴まれて“オラ~”なんて・・・。
出来れば出会いたくないシチュエーションですよね。
そんなときどうするか・・・

まずは恥ずかしがらずに
「やめてー!」「たすけてー!」「警察呼んでー!」
と叫びましょう。
そして全速力で逃げましょう。
それでなんとかなるならラッキーです。
誰も怪我しませんし。
ただ、私のように相手が奥さんの場合は無駄です・・・。
事態は悪化します。

しかしながら、なんとかならない事態を
想定するのが武道の心得です。自国防衛ではないですが。

ということで今回は横浜馬車道道場で
襟元や肩をつかまれた(カラまれた?)時の技、
「肩取り一教」を学びました。

相手が掴みに来た手を払い、
そのまま相手に向かってひっくり返します。
このサイトのTOP画像にも使っている
「ザ・合気道」という感じの技です。

手首と肘を持って相手に返し、
そのまま押さえ込むのですが・・・

力を込めて押さえ込んでも、
相手は立ち上がってきてしまします。
無理矢理力で押さえ込んでも、
返されてしまうんですよね~。

パワーだけで上から押さえようとすると…
肩に力を入れて、両足で踏ん張って、
となります。すると、
・肩に力を入れる→いかり肩になる
→腕全体がむしろ上がってしまう
・両足で踏ん張る→胴体だけに重みが偏る
→肝心の支えている腕が軽くなる
文章で読むだけでもうまくいかない感じがします(汗)。

ですから、反対のことをしましょう。

①いかり肩にならないよう、肩の位置をおろす
②つま先立ちしてしまうぐらいに、体をフワフワ浮かせてみる

意外だと感じるのは②だと思います。
「起き上がられたくない!」という思いから、
つい両足でグッと踏ん張ってしまうものだからです。

でもそれをやめて、胴体をフワフワに
浮かせておくと・・・
その重みはどこに行くのか?
相手を抑えている両腕に、乗っていくんですねー。

そうすると身体全体の重みが
相手を押さえている両腕に
自然に乗っていって、
さほど力を入れなくても
ビシリと押さえることが出来ます。

例えば・・・日常の中でも
物事がスムーズに進まなくて、
やたらと負担ばかり
感じてしまうことがありますよね。

でも「優先順位」や「がんばりどころ」を
整理して取り組んでみると・・・
思いのほか早く、楽にミッションを
達成できることがあります。

仕事でも、家事でも、勉強でも、
合気道でも同じです。

ということで
「思い込みを捨てて『がんばりどころ』を
変えると、すごく楽になったりする」
ということを
『肩取り一教』から教わったのでした。

→to be continued…

実心館合氣道 横浜馬車道道場
●神奈川県横浜市中区南仲通4-55国際馬車道ビル B1F b+studio内
(各線「関内駅」7分、みなとみらい線「馬車道駅」1分)
●毎週日曜10:45~12:15(受付/10:30~)※第5週目は除く
⇒見学・体験入門はこちらから

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