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稽古レポート 不思議な“気”の世界~信じるも信じないもあなた次第~

オス!オラ悟空!

・・・で有名な某世界的人気漫画にでてくる
“気”とはちょっと違いますが、
合気道にも“気”が出てきます。

ですが一言で“気”といっても、
「こういうものだ」と簡単に定義しきれない部分があり・・・
また不必要にオカルト的な誤解を招く可能性もあり・・・
表現に慎重にならざるを得ない所です。

でも折角ですから皆様の
「どんなものだろう?ワクワク」
というご期待に添いつつも、
割とすぐに「実感」ができるような、
そして怪しすぎないような(?)内容で
“気”の入門編を、先日の横浜馬車道道場の
稽古内容からご紹介します。

突然ですが、こんな経験ありませんか?

会議で「誰か意見を」という場面で、
いやもう今だけは絶対に
当てられたくないけど、
何だかわからないが信じたくないけど
自分の名前が呼ばれる気しかしない、
と思っていたら
本当に当てられてしまった・・・とか。

デスクに向かっていて、なんとなーく
何かを感じて振り向くと同僚が
聞きたいことがありそうな顔でこっちを見ていた・・・とか。

俗にいう「感が良い人」というのはこういう体験(特に後者)が多い人なのだと思います。
ぜーんぜんそんな経験ありません、という人はごめんなさい。
でも多くの方は「偶然だろ」と思って、すぐに忘れてしまうようなことなのです。

実はこれらは本人が“気”を感じている故に起きている、と言っても良い出来事なのです。

 

試してみましょう。

写真のように向かい合ってお互いの両手を合わせます。
片方の方は両手を押し込みます。
もう片方の人はそれに合わせて手を引くのです。

・・・は?

と思うかもしれません。簡単だろ、と。
そんなような遊び、昔やったよと。

ところがどっこい(死語)、写真を見てください。

最初は手のひら全体がべったりくっついていました。
手を引いた後は指先だけが付いていますよね。

これ、再現出来るかどうかやってみてください。
相手は手の平全体で押してます。
でも、引く方は指先だけを残すんです。

できますかー?どうでしょう?

どうしてこうなるかというと・・・

手を引いている人(左側)の方が、
一瞬スタートが早いんです。

早すぎると・・・指も離れてしまいます。
遅いと・・・手の平全体がくっついてしまいます。

実際に動き出すよりも
早くタイミングを感じて、
相手よりほんの少し早めに
手を引いているのです。

うそだあ~~!と思うかもしれませんが・・・

相手の身体全体をなんとなーく視界に収めつつ、
心を静めていると「あ、来そうだな」
という小さな感覚が起こります。
あとは例え失敗しても良いので、
直感を信じて手を引くのです。

これ以外、なんのコツもありません。

さあー!どうでしょう!
すこぶる怪しくなってまいりました!

信じるも信じないも、トライしてみてからにしましょう!

ちなみに道場では、まだ合気道を初めて
1ヶ月ぐらいの方も、3回に1回ぐらいの確率で
出来るようになりました。

最後に一言、

「大切なものはね、目には見えないんだよ」
(by 星の王子さま)

・・・強引に綺麗にまとまったところで、
今回の稽古レポートはお開きです。
有難うございました☆

→to be continued…

実心館合氣道 横浜馬車道道場
●神奈川県横浜市中区南仲通4-55国際馬車道ビル B1F b+studio内
(各線「関内駅」7分、みなとみらい線「馬車道駅」1分)
●毎週日曜10:45~12:15(受付/10:30~)※第5週目は除く
⇒見学・体験入門はこちらから

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