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稽古レポート 立ち姿 ~「ゆとり」がピンチを救う!~

どんなことでも、デフォルト状態が整っていると
応用は利きやすいもの。合気道の動きも同じです。
ということで、今回は『立ち姿』のコツをご紹介しましょう。

『立ち姿』と言っても何か特殊な構えではなく
構える前の段階、足を肩幅に開いて
自然に立った状態のことです。

バランスの良い立ち方は、見た目が整うだけではなく
足腰や腰痛への負担も軽減されます。

そして写真のように多少、前や後から押されても
グラつくことなくバランスをキープできるようになります。
これ、姿勢が悪い状態でやるとものすごい簡単に
動いてしまうんですよ。

ポイントは4つ。
①腰
尾てい骨を下から軽く「クイッ」と
押し上げるような感じで骨盤全体を起こします。
お尻が「キュッ」と上がる感じですね。
②肩
いかり肩にならないように、肩甲骨を軽く下げるようにします。
③あご
あごは軽く引いて、顔が正面に向くようにします。
④足の裏
全体の重みが、「かかと」ではなく
「指の付け根」辺りに寄るようにします。

いかがでしょうか?
説明を簡略化している上に、文章では
伝わりにくい部分もあるかもしれませんので
画像を参考にして試してみてください。

・・・で、この状態で前から肩を
相手に押してもらって
バランスを確認するわけなのですが・・・

実は①~④だけでは
まだグラグラしてしまいます。

最後に大切な事が一つ、
それは何かと言うと・・・

「ゆとりを持つ」ことです。

身体全体が「押されまい!」として
ギュッと固まると、バランスは
簡単に崩れます。

ですから、肩・背骨・腰・膝などの
身体を支える関節と関節の間に
空洞をつくるようなイメージで、
力を抜いて、「遊び」の部分を
確保してあげるのです。

するとそれがサスペンションのような
働きをするので、柔らかな強さを生むのです。

追い込まれたり、プレッシャーを感じると
とかく精神的にも肉体的にも
「ギュッ」と硬くなりがちですが・・・

「余裕なんてないよ!」という時だからこそ、
ゆとりを「つくる」努力が必要なのだ、
と教えられている気がいたします。

今日も合氣道の教えに感謝、
自分に反省、です。

→to be continued…

実心館合氣道 湘南藤沢道場
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(JR・小田急・江ノ電「藤沢駅」徒歩9分)
●毎週土曜9:00~10:30(受付/8:45~)※第5週目は除く
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