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7.272017
稽古レポート~ “呼吸”が奥義?! ~
皆さん、普段どんな呼吸をしてますか?
・・・と聞かれても「はぁ?」という感じですよね。…
呼吸はいつも『当たり前』にしていますからね。
ところで、『当たり前』の対義語は
何だかご存知でしょうか・・・?
今回、湘南藤沢道場では
『呼吸法』を学びました。
『呼吸』は健康の為はもちろん、
微妙な身体操作や
相手と『氣』を通わせるためにも
武道にとって重要なものです。
ジャンルや流派によっても
色々なスタイルがあるかと思いますが
ここでは当会の法式をご紹介しましょう。
①静座してそっと目を閉じます。
②最初に鼻からすばやく息を吸います。
③口からゆっくり息を吐きます。
④鼻からゆっくり息を吸います。
⑤ ③と④を繰り返します。
以上です。
めちゃくちゃシンプルでしょ?!
でも何点かチェックポイントがあります。
まず③と④の「ゆっくり」という表現ですが、
慣れないうちは10~15秒ぐらいが目安です。
本当に慣れてきたら、30秒ぐらいが理想ですね。
そして息を吐くときは
「ハァ~~~」と空気音を出します。
③④の繰り返しを最初は10分ぐらい、
慣れてきたら30分ぐらい。
息の長さには、そんなに
こだわらなくても良いのですが
大切なことが一つあります。
それはイメージ。
自分が風船になったようなイメージです。
吐くときには
口を通して少しずつ空気が抜けていって・・・
少しずつ自分の体がしぼんでいって・・・
身体中の空気を全て出し切るように。
そしてまた吸うときには
口を通して少しずつ空気が入っていくような・・・
少しずつ体が膨らんでいって・・・
身体中を空気で満たすように。
それをリラックスした状態で
出来るだけ丁寧にイメージします。
この『吐いて、吸って』に伴う
『しぼんで、膨らんで』という感覚。
これが、身体を掴まれたときの
『力の逃がし方』や
相手に技をかけるときの
『重心の崩し方』に、
大いに関わってきます。
以前にご紹介した、
相手の『面打ち』を受けとめる時にも
( http://darenimokanshawo.jp/archives/448 )
そっと息を吐きながら行うと
衝撃が逃がされて、
痛みなく受けることができます。
技に限らず、呼吸は日常の
あらゆる動作に活用できます。
普段、当たり前にしている呼吸。
『当たり前』なもの程、
本当は『有難い』ものだと
私たちは知っていますよね。
そうそう、
『当たり前』の対義語は『有難い』でした☆
→to be continued…
実心館合氣道 湘南藤沢道場
●神奈川県藤沢市鵠沼東4-6 3F ダンススタジオ・マリソル内
(JR・小田急・江ノ電「藤沢駅」徒歩9分)
●毎週土曜9:00~10:30(受付/8:45~)※第5週目は除く
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